Archive for 9月, 2010

クロスSWOT分析

書き出した自社の内部環境である「強み」「弱み」および自社を取り巻く外部環境の「機会」「脅威」の4つを整理し、組み合わせて、「自社が将来、どのような方向へ進むかについて、明確なビジョンを策定し、長期的に発展するため、以下の通り4種類の最適な戦略を構築することができます。

1)積極的攻勢戦略(強みx機会)
自社の強みを生かして、積極果敢にビジネスチャンスに取り組んでゆく。どのような事業機会を取り込んで事業を拡大できるか。

2)段階的施策戦略(弱みx機会)
自社の弱みのために、機会をつかみ損ねないだろうか。それを防ぐためにはどのようにすればよいか。どのように事業を改善して弱みを克服し、機会を取り込んでゆくか。

3)差別化戦略(強みx脅威)
自社の強みによって、脅威を回避できるか。自社の強みによって脅威を回避できるか。
自社の強みでそれを差別化要因にできないか。

4)専守防衛・撤退戦略(弱みx脅威)
自社の弱みに対してその脅威はどの程度の影響を与えるか。それを防ぐためにどうするか撤退も視野に入れて検討する。

競争優位

企業活動は、競合他社の存在を前提として営まれています。今、競合他社が存在しないとしても、新規参入者や代替品を提供する業者という潜在的な競合他社が必ず存在します。これまで学んだ三つの要素、素晴らしい「ドメイン」を構築し、豊富な「経営資源」を有効に配分して、「シナジー」効果の得られる事業を展開できたとしても、それが競合他社と比べて劣っていたら、市場において大きな成果は期待できません。企業の経営努力の多くは、いかにして競合他社に勝てるかという課題の解決に向けられます。つまり、競合他社と比較して市場において競争優位を築くための競争戦略が立案されます。

競争優位とは、他社の競争で上回り、高い成長性や収益性を確保できる状態です。

提供する製品・サービスのコスト競争力で他社に勝っているか、品質、機能、デザインなどで競合他社に比較して優れ、差別化が図られていることです。あるいは、限定された事業範囲に事業を集中化し、競争優位を築くことです。市場において、競争優位を確立することができると、長期にわたって安定的に事業を営むことができます。

競争優位を獲得するには、自社の強みをさらに伸ばす方法、競合他社の弱いところを突く方法、そして、競争相手の強みを弱みに変えてしまう方法があります。

競争戦略については、私のブログ「今瀬勇二の二代目塾」のなかの中小企業の競争戦略を参照することをお勧めします。