競争マーケティング戦略の策定プロセス

競争戦略については、すでに私の著書「小さな企業こそが勝利するポーターの競争戦略」をベースにして学んできました。これからは、その競争戦略を市場に落とし込んで、優位に立つ「競争マーケティング戦略」の概念で学んでいきたいと思います。マーケティング戦略に競争の概念を織り込んだ「競争マーケティング戦略」は今瀬勇二が開発した企業強化法の一つでもあります。

 

これから学ぶ「競争マーケティング戦略」の策定は以下のようなプロセスに従って策定されていきます。

 

1.どのような事業を行うのか

最初のプロセスは、自社が事業を行う領域である事業ドメインを明確にすることからスタートします。

2.3Cの明確化

すでに学んだとおり、顧客、競合、自社の能力を明確にします。

3.事業コンセプトの明確化

自社はどのような事業を行っているのですか。三つの視点で明確にします。

4.5フォースモデル分析

競争環境を分析し、最大の競争要因を明確にします。

5.その最大の競争要因に対し、差別化戦略か逆順差別化戦略で対応します。

6.標的市場を明確にします。

7.その標的市場のニーズに合う4Pを構築します。

 

以上が競争マーケティング戦略のプロセスです。