コストリーダーシップ戦略

製品と品質が競合他社と同じであれば、競合他社よりも低コストで製品を提供出来れば競争優位に立てます。コストリーダーシップは、一般的に経験曲線効果、技術革新、規模の経済性などによって実現します。製品を標準化して競合他社を圧倒する市場シェアを獲得するのが標準的な方法です。

もう少し詳しく見ると、コストリーダーシップ戦略には、二つの方向性があります。ひとつは、経験曲線効果、規模の経済性などに基づく「スケールメリットの活用」により、低コスト→低価格販売→大量販売→低コストの循環で市場シェア確保を目標とするもので、もう一つはトヨタのかんばん方式に代表されるように「自社に特徴的な生産・流通の仕組みを構築」することにより競争優位性を確保する方法です。

 

コストリーダーシップ戦略を形成する「経験曲線効果」「規模の経済性」について少し触れておきたいと思います。経験曲線効果とは、累積生産数量が増加すると一定割合で製品の単位コストが低下するという生産数量が多いトップ企業のスケールメリットをつくり出します。経験曲線効果は、習熟による効果、生産設備の改善による効果、プロセスイノベーションの進展による効果などによりつくり出されます。また、規模の経済性とは、生産効率の向上や生産量の増大により実現するもので、大量消費、大量生産の時代における日本企業の主力競争優位の源泉でした。

 

注:ターゲットの幅とは市場(顧客)の大きさで。広いターゲットは「全市場」、狭いターゲットがセグメントされた「限定市場」を意味します。自動車業界で言えば、

コストリーダーシップ戦略採用:トヨタ自動車

差別化戦略採用       :高級車のベンツ

集中化戦略採用       :軽自動車市場のスズキ

と解釈するとわかりやすいかもしれません。

プレゼンテーション1

 

 

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